2021.06.28 08:35
涼しげに白く、ハンゲショウ咲く 高知市の竹林寺
ハンゲショウはドクダミ科の多年草。名前の由来は、夏至から11日目の「半夏生」に花を咲かせるためという説や、葉の半分が白くなることから「半化粧」とする説もある。
同寺によると、11年前に境内を再整備した際に「梅雨時にも彩りを」と植えたのが始まり。池の岸に密集して植えた100本余りに、鈴なりの小さな白い花が咲き始め、りんとした雰囲気を漂わせている。
梅雨空の下、親子で散歩に来ていた江陽小1年の清岡功大朗君(7)は「(葉の)白い色がきれい。どうして色が変わるか不思議」と眺めていた。
高知地方気象台によると、南の海上で停滞している梅雨前線が少しずつ北上する影響で、雨の降りやすい天気がしばらく続くという。(山下正晃)