2021.06.19 08:20
卓球 全国高校選手権四国ブロック選考会 土佐女、完勝にも反省しきり
〈卓球 全国高校選手権四国ブロック選考会 18日〉女子決勝 土佐女3-0城南
土佐女が10年ぶりにインターハイへの切符を手にした。1回戦、決勝ともストレート勝ちした選手たちは、「勝って当然という空気もあったので」と安堵(あんど)の表情を見せていた。
主将でエースのカットマン横田が貫禄を見せた。単に加え、1年石川と組んだ複の計4試合で1ゲームも落とさなかった。卓球台から数メートル下がっては強打を拾い、甘い球には強烈なスマッシュと、チームを勢いづけるプレーを続けた。
大きかったのは初戦で第2単に入った佐藤の勝利。「普段は気の弱い性格の2年生」(浜田監督)がゲームカウント1―2から、残りを14―12、13―11で連取。「調子が良くない」中、得意のバックハンドを駆使して粘り勝った。
しかし、浜田監督は不満顔。「相手のサーブに対し、しっかり構えるとか、はつらつとプレーできていないとか、周囲から応援される姿勢じゃないように見える選手もいた」。試合後、そう厳しく指摘されたメンバーは、念願のインハイ出場を決めたにもかかわらず、どんよりとした雰囲気になっていた。
チームとしての姿勢を反省した横田は「インターハイは私たち3年の集大成になる。最後まで諦めず、一つでも上へ勝ち上がりたい。全員で、もっと気持ちで向かっていきたい」と全国舞台を見据えた。(谷川剛章)