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2021.06.02 08:40

高知市の飲食店対象に無症状者を大規模検査、高知県がPCRセンターを中央公園に設置 6/3~6

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中央公園に設置された飲食店関係者向けのPCR検査会場(高知市帯屋町1丁目)

 高知県内の新型コロナウイルス感染「第4波」を抑えようと、県は高知市の飲食店関係者向けのPCR検査センターを3~6日の4日間、同市の中央公園に設置する。無症状者が対象で、感染拡大の一因となっている飲食店関連のリスクに先手を打って対応する。

 県内の5月中旬以降の感染拡大は会食が一因となっており、飲食店の経営者や従業員の感染者も目立つ。県は5月26日から高知市と四万十市の飲食店などに営業時間短縮を要請しているが、県内では1日20人以上の新規感染者が続いており、飲食店関連では踏み込んだ対応が必要だと判断した。同様の検査は松山市などでも行われている。

 検査対象は、時短要請している高知市の飲食店の経営者と従業員。仮設テント内で唾液による検査を行い、結果は1~2日後に本人にメールで通知。陽性なら県にも連絡がいき保健所が対応する。

 検査は無料で、午前10時から午後6時まで。件数は、同市の飲食店従業者数約1万人の10%に当たる千人分を見込んでいる。

 無症状者に対する大規模検査は5月下旬、県高校体育大会の選手・関係者6258人を簡易キットで抗原検査した例がある。この時は全員が陰性だった。今回は確定診断ができるPCR検査で、県は「結果を市中のまん延状況の評価にも活用したい」としている。(大山泰志)

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