2021.05.12 08:38
土佐の志士・岡田以蔵、命日祭 高知市の墓前でファンら30人しのぶ
土佐勤王党員で「人斬り以蔵」とも呼ばれた岡田以蔵の命日祭が11日、高知市薊野北町1丁目の真宗寺山にある墓前で開かれた。地元住民やファンら約30人が、若くして亡くなった志士をしのんだ。
地元の住民組織が2010年から毎年開く。墓前には菊の花や日本酒が供えられ、参加者たちが次々に手を合わせた。
幕末の志士の曲を手掛けるバンド「ローニンズ」の龍民(りょうみん)さんが「人斬りのイメージが強いが、知性のある人物だったと思う」と述べ、以蔵の歌を弾き語りで披露。三重県から初参加した中野綾香さん(26)は「龍馬伝を見て以来の大ファン。やっとあいさつできて感動した」と話していた。…