高知出身の建築士、都内の国際学生寮整備に力　「世界に羽ばたく人材を」

2021.04.08 08:33

高知出身の建築士、都内の国際学生寮整備に力　「世界に羽ばたく人材を」

高知新聞社

上田真路さん

　高知市出身の建築士、上田真路さん（３８）が３年前に建築不動産会社をおこし、都内で「国際学生寮」の整備を進めている。米ハーバード大大学院の留学時に、各国の学生が寮を中心に交流と学びを深める姿に感銘を受けたことがきっかけ。国内外の学生や社会人を受け入れる寮を既に都内２カ所に整備し、留学支援にも力を入れている。

　上田さんは土佐中高から早稲田大大学院を経て、大手建設会社で設計や都市開発などを担当。２０１６年から２年間、ハーバード大大学院で建築デザインと不動産投資を学んだ。

　同大学院の学生寮は築２５０年。「室内は共用スペースが充実し、学生同士がビール片手に語らい、図書室で２４時間勉強できる。勉強と学びを促す空間だった」と振り返る。