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2021.04.02 08:29

高知ユナイテッド初の3連勝へ、鍵は先制 4/3FC大阪戦

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FC大阪戦へ紅白戦でイメージを高める高知Uイレブン。スピードのある相手への対応が鍵になる(春野球技場=仙頭達也撮影)


 サッカーJFLの高知ユナイテッドSCは3日、大阪府の服部緑地陸上競技場で第4節のFC大阪戦に臨む。開幕から2連勝と好調の高知U。攻撃的なサッカーを仕掛ける大阪との戦いを展望する。

 4・4・2を敷き、前線にスピードのある選手をそろえる大阪。特に両サイドMFの大山と久保はいずれもJFLで屈指のスピードを誇る。この2人を筆頭に、攻守にガンガン仕掛ける攻撃的スタイルで、ここまで3試合で7得点(3失点)。敵陣でボールを奪ってからのショートカウンターは強力だ。

 高知Uは昨季、大阪を2―0で撃破。FW赤星が2発をたたき込む完勝劇で、ここからリーグ終了までの4試合を負けなしで終えるなど、JFLで戦う自信を得た試合だった。

 会場も昨季と同じでいいイメージはあるが、さらに攻撃力を上げた大阪とどう戦うか。前節で先制点を挙げたFW長尾は「相手は若手も増えたし、勢いはあると思う」と分析。その上で「先制点を取って、その勢いを止める」。序盤から激しくボールを奪いに来る傾向のある大阪のプレスをかいくぐり、ゴールに迫ることができるかがポイントの一つになりそうだ。

 もう一つは、相手の勢いに押される時間があっても慌てずに耐えることだ。自陣深くでの中途半端なパス回しは、いつも以上に危険を招きそう。ロングボールを使う割り切りと、ロングボールを蹴った後の対応をチームで共有したい。

 西村監督は「身体能力に起因する相手の長所を全て消すのはなかなか難しいが、たとえペースを握られる時間があっても、そこを耐えることが大事。気候が暖かくなってきたし、(相手の)勢いが最後まで続くかな」とにやり。勝てばクラブ史上初の3連勝。

FC大阪はJFL随一のスピード 現在2勝1分けの3位
 大阪府から三つ目のJリーグ入りを目指すFC大阪。ここまで2勝1分けで3位につける。「Jリーグ百年構想クラブ」の一つで、参入に向けて良いスタートを切っている。

 昨季は中盤まで上位を争っていたが、終盤に高知Uに0―2で敗れてから失速。最終的にJ参入ラインの4位と勝ち点2差の8位に終わり、涙をのんだ。

 「今度こそ」の意気込みで臨む今季は、MIO滋賀からJFLでも一、二を争うスピードを持つFW久保、J2秋田から快足が売りのFW田中直を獲得。こちらもリーグ屈指のスピードを誇るMF大山や、セカンドトップの木匠ら既存組も含め、今季のJFLで随一のスピードを誇るチームに仕上がっている。(井上真一)

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