2020.06.16 08:40
コロナと向き合う(1)初の感染確認 「これまでと違う」
2月28日午後3時、高知市保健所の地域保健課に、市内の医師から1人の患者について相談があった。
新型コロナウイルス感染症対策を担う地域保健課では、それまでも国外や県外から帰って来た人ら、いくつかの「疑い例」に対応していた。しかし―。
「症状がこれまでと違う。もしかしたら…」。この日、担当係長の保健師、小松千穂さん(48)にそんな思いがよぎった。患者はのどの痛みやせきなどの症状が断続的に長く続いていた。…