新装する立川PAのイメージ図
長岡郡大豊町の高知自動車道下り線の立川パーキングエリア(PA)が18日、リニューアルオープンする。県産材をふんだんに使った新店舗に建て替え、四国産食材のジビエメニューを充実。西日本高速道路は「山岳の景観と四国、高知県の魅力を堪能してほしい」とPRしている。
立川PAは1992年開設。94年に県産スギの間伐材を使った平屋の「ハイウェイショップ」がオープンし、嶺北産の農産品などを販売してきた。
県産ヒノキをふんだんに使った店内(大豊町立川)
新店舗は鉄骨平屋。県産ヒノキを使った木目調のデザインで、木の香りやぬくもりを感じられるよう仕上げた。敷地面積は167平方メートルで、売り場面積は旧店舗の1・4倍の87・6平方メートルに拡大。おむつ交換や授乳スペースを備えたベビーコーナーも新設した。
イノシシ肉を使ったジビエメニュー。(左上から時計回りに)しょうが焼き、ラーメン、丼
新しい飲食コーナーでは、イノシシ肉を使った丼やしょうが焼き定食、ラーメンなど、ジビエ料理をメニュー化。名物の牛串「立川バーベキュー」も引き続き提供する。また、町特産の銀不老豆を使ったかりんとうや、吾川郡仁淀川町の沢渡茶農家が手掛けるどら焼き「茶どら」なども販売する。
同社の担当者は「木の文化と山の魅力が詰まったPA。高知の陸の玄関口で、旅のわくわく感を味わってほしい」としている。高知道では、上り線の馬立PA(愛媛県四国中央市)も建て替え中で、今秋オープンの予定。(横田宰成)