2021.09.09 08:36
高知県黒潮町の古民家改修、交流宿に 建築士男性がゲストハウス開業
築130年の古民家を改修した「加持ノ宿」(写真はいずれも黒潮町加持)
学生時代の海外留学時にゲストハウスを利用した川島さん。「さまざまな国籍の人と交流するわくわく感が忘れられない」と、2011年から県内の設計事務所で働く傍ら、30歳までに地元でゲストハウスを経営したいとの夢を温めてきた。
20年に事務所から独立して実現に着手。「せっかくなら変わったものを自分で設計したい」と、良い状態で梁が残っている古民家を探し、ミカン農家の住まいだった理想の物件に出合った。
宿泊客が交流できる共用スペース
新型コロナウイルス禍にオープンが重なり、川島さんは「さあやるぞ、と動きだした直後にコロナが来た」と苦笑い。それでも「やるからには地域に貢献したい。旅人と地域の人が交流するプラットホームのような場にしたい」と前向きに語っていた。
予約、問い合わせは加持ノ宿(090・8829・8860)へ。(河本真澄)