2021.06.09 08:36
初夏の露地桃、極早生種の「ちよひめ」熟れ熟れ 南国市稲生
早生の中では食味の良い白肉品種。直径6~8センチ、重さ150グラム前後と小ぶりだが、形のばらつきも少ないのが特長だ。地区では10戸ほどの生産者で稲生果樹研究会をつくり、県内量販店などで販売されている。
今年の収穫は2日から。長雨のせいか、農家らは「少し水分が多くて甘みは乗り切っていない」というが、糖度は12度前後と申し分なし。100本ほどを栽培している研究会長の中沢康男さん(78)は「(ここ数日は)晴れ続きなので甘みが増してくれるといいね」と期待していた。
収穫された桃は、13日に稲生ふれあい館で開催されるチーム稲生マルシェでも販売予定。はねものや規格外を加工した名物の桃アイスもある。(横田宰成)