2021.05.10 08:25
サッカー天皇杯 県予選決勝 高知大 リーグの糧に
2年連続決勝で敗れた高知大。1点差まで追い上げただけに「かなり悔しい」(濃野)のは間違いないが、一方で「JFLのチーム相手にできること、できないことがはっきりした。これからの試合につなげたい」(主将木下)。四国リーグ優勝の糧に。
「できたこと」は後半のボール保持だ。中盤の選手が相手守備陣の中間に立ってボールを呼び込む。高知Uの細山が「翻弄(ほんろう)されてしまった」という完成度の高さで、試合の主導権もそのまま握った。
一方で「できないこと」は、「そこから先の崩しのアイデア不足」(木下)。後半はボールを握ったものの、シュートは2本。相手の急所でボールを受けても、そこからの展開が広がらない。濃野は「ゴール前での一つ一つのプレーのクオリティーを求めないといけない」。新たなレベルに上がるための課題を口にした。
次の公式戦は四国大学リーグの四国学院大戦。「去年は2敗している相手。今日の試合の課題を改善してリベンジする」と木下。最後の質を追求し、リーグ優勝を争うライバルに打ち勝つ。(井上真一)