2021.04.14 08:51

日本三大鍾乳洞・高知の龍河洞に「水の洞窟」新公開 地下水広がる神秘の世界

水が勢いよく滑り落ち、水しぶきを上げる滝(写真はいずれも香美市の龍河洞)
水が勢いよく滑り落ち、水しぶきを上げる滝(写真はいずれも香美市の龍河洞)
22年ぶり新ルート 4/29から
 香美市土佐山田町逆川の龍河洞に29日、22年ぶりとなる新ルートが登場する。初公開となる西本洞を中心とした約300メートルで、地下水が常時流れる〝水の洞窟〟。13日、報道機関に公開され、関係者は「洞の生成の歴史を感じられる場所」と、魅力をアピールしている。

 日本三大鍾乳洞の一つに数えられる龍河洞は、石灰岩質の三宝山中に約1億7500万年かけて生成。総延長約4キロで、メインコースの東本洞のほか、西本洞、中央洞がある。1999年には冒険コースが整備された。

岩肌に触れ、地下水の流れを感じながら進む。地殻変動で自然にできた裂け目は、大人1人通るのがやっと
岩肌に触れ、地下水の流れを感じながら進む。地殻変動で自然にできた裂け目は、大人1人通るのがやっと
 新ルートは、8月の開洞90周年に向け、龍河洞保存会と株式会社「龍河洞みらい」が2018年から約1千万円で整備。未公開だった西本洞のほか、中央洞も一部含んでいる。

 大人がやっと通れる狭さの順路は常に地下水が流れ、腰下まで水に漬かる場所も。照明はなく、貸与のヘルメットや長靴などを着用し、ヘッドランプを頼りに進むと、流水に削られた丸い穴「ポットホール」や落差5メートルを超す滝など、神秘的な光景が広がる。

洞窟の入り口。地下へ降りると、暗闇と水音だけの神秘的な世界が広がる
洞窟の入り口。地下へ降りると、暗闇と水音だけの神秘的な世界が広がる
 オープンに合わせ、入り口付近の更衣室を改装し、足洗い場も新設。同社の永嶋孝之専務は「長い眠りから覚めた洞窟で、非日常な空間を提供したい」と話す。

 公開は毎年4月29日~10月末ごろに限定。入洞は小学生以上で、ガイド制のため前日までに予約が必要。所要時間は30分程度で、料金は観光コースとのセットで大人1人2400円など。問い合わせは同保存会(0887・53・2144)へ。(小笠原舞香)

カテゴリー: 高知のニュース観光観光香長

ページトップへ