2020.06.21 08:29

虚ろな税 奈半利事件の実相(13)終焉 階段を下りられない

 「ふるさと納税」で全国有数の寄付金を得ていた高知県奈半利(なはり)町の職員と親族、返礼品業者が贈収賄容疑で次々と逮捕された。海辺の町でいったい何が起きていたのか。この制度はなぜ生まれ、できた制度は何を生んでいるのか。高知新聞の報道部と地元支局が事件の実相を追う連載「虚(うつ)ろな税(ちから)」は、高知新聞Plusで全文読むことができます。
 
「ふるさと納税中四国サミット」で事例発表する柏木雄太(2016年9月、奈半利町乙の町民会館)
「ふるさと納税中四国サミット」で事例発表する柏木雄太(2016年9月、奈半利町乙の町民会館)
 ふるさと納税に関する奈半利町の事務やチェックがいかにずさんだったか。それは、全国から集まる寄付と、それに対する返礼品の収支で“どんぶり勘定”がまかり通っていたことからも分かる。
 
 2019年度、国が「返礼品は寄付額の30%以下の地場産品に限る」とのルールを法制化すると、町の寄付は4億円まで急落した。一方、返礼品の費用は10億円弱。単年度では大赤字だった。
 
 要因は、返礼品を毎月届ける「お楽しみコース」などの定期便。...

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。


関連記事

もっと見る

ページトップへ