おんちゃん､聞かせて ビキニ核実験を追う 高知県出身女性が調査

元遠洋マグロ漁師らの証言を「おんちゃん新聞」にまとめている川口美砂さん（東京都新宿区）元船員らの証言で「新聞」　同郷男性は漫画執筆決意　１９５０年代を中心に、米国が核実験を繰り返した太平洋・マーシャル...

おんちゃん、聞かせて ビキニ核実験を追う(1) マグロ漁師の父

30歳の父、川口一明さんに抱かれる美砂さんは6歳。この6年後、一明さんは急死した（美砂さん提供）36歳　若すぎる死　1968年11月15日未明。川口一明さん（36）＝当時、以下同じ＝は、室戸市室戸岬町...

おんちゃん、聞かせて ビキニ核実験を追う(2) 一本の映画

2013年夏に開かれた映画「放射線を浴びたX年後」の上映会（室戸市領家）動き始めた時計の針　2013年8月18日。東京都新宿区で広告代理店「アド・エム・リバー」を経営する川口美砂さん（59）は、郷里の...

おんちゃん、聞かせて ビキニ核実験を追う(3) 魚捨てる漁師

米国の核実験について話す山下正寿さん（宿毛市山奈町芳奈）政府は追跡調査せず　米国が太平洋・マーシャル諸島で核実験を始めたのは、広島、長崎への原爆投下から1年もたたない、1946年7月のことだった。以降...

おんちゃん、聞かせて ビキニ核実験を追う(4) 集まる証言

元遠洋マグロ漁師から核実験の記憶を聞く川口美砂さん（10月2日、室戸市室戸岬町）「一番大事なものを…」　2013年8月、郷里の室戸市でドキュメンタリー映画「放射線を浴びたX年後」を見終えた川口美砂さん...

おんちゃん、聞かせて ビキニ核実験を追う(5) 船員手帳

押し入れから見つかった川口一明さんの船員手帳と航海日誌（東京都新宿区）汚染漁獲との接点示す　川口美砂さん（59）＝東京都新宿区＝は今年1月から毎月、室戸市室戸岬町の実家に帰省し、地元はもとより土佐清水...

おんちゃん、聞かせて ビキニ核実験を追う(6) 父も漁獲廃棄

厚生労働省が開示した文書に含まれていた「第二大鵬丸」の記録「体が火の様に燃える」 　今年9月。厚生労働省から文書開示決定の通知を受けた川口美砂さん（59）＝東京都新宿区＝は、再び霞が関に向かった。 　...

おんちゃん、聞かせて ビキニ核実験を追う(7)-終 生きがい

父、一明さんの船員手帳を前に、米国の核実験への思いを語る川口美砂さん（東京都新宿区）父の姿を重ねながら　室戸市出身の川口美砂さん（59）＝東京都新宿区＝は今年1月から、映画「放射線を浴びたX年後2」の...