アーカイブ
南極の夏
高知新聞社創刊百周年事業と全国の報道機関の代表取材を兼ね、四カ月間、南極に入った。
17記事
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南極の夏
高知新聞社創刊百周年事業と全国の報道機関の代表取材を兼ね、四カ月間、南極に入った。
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Vol.17
南極の夏 (17) 第2部(9) 責任者 人を使うのは難しい
金属管を取り付ける宮崎隊員=右端=ら(昭和基地) 基地を造る素人集団の仕事も大したものだと思う。強風に悩まされながらも、それぞれの建設現場の作業は完成に向け、着実に進んでいた。 二月に入り、久々にあの...
Vol.16
南極の夏 (16) 第2部(8) 暴風 最大瞬間46メートルに騒然
吹雪の中、昭和基地に着陸した観測船「しらせ」のヘリコプター 一月も中旬になると、南極の夏も終盤。低気圧が訪れ、天候が崩れる日が多くなってきた。特に強い風は、建設作業を何度もストップさせた。■作業も中断...
Vol.15
南極の夏 (15) 第2部(7) ドラム缶 転がる877本受け止めよ
ヘリポートでドラム缶を受け止める観測隊員(昭和基地) ついに、その日はやってきた。ドラム缶輸送。 燃料などが入った重さ約百六十―二百キロのドラム缶を観測船「しらせ」から昭和基地までヘリコプターで運ぶ。...
Vol.14
南極の夏 (14) 第2部(6) 食事 キャラメル警報発令
夏作業の最大の楽しみ、食事(昭和基地の第1夏宿) 観測隊員の作業の間の楽しみといったら、飲食ぐらいだろう。三食の食事とおやつが二回。それでも足りず、菓子をつまむ者も少なくなかった。■パブロフの犬 朝食...
Vol.13
南極の夏 (13) 第2部(5) 生コン 「品質第一」は難しい
建設現場に生コンクリートを供給する「清水生コン」(昭和基地) 昭和基地の建設現場では、毎日大量の生コンクリートが必要になる。観測船「しらせ」で運ぶわけにもいかないので、現地生産している。 その工場が第...
Vol.12
南極の夏 (12) 第2部(4) 穴掘り 恐ろしや凍った大地
肌着1枚になって穴を掘る佐藤隊員=左(昭和基地) 不器用なせいか、作業期間中、持ち場を転々とさせられた。しかも、作業内容がだんだん、きつくなっていくのは気のせいだろうか…。■肌着1枚 アンテナの建設現...
Vol.11
南極の夏 (11) 第2部(3) アンテナ 型枠作りに四苦八苦
観測隊員が汗を流すインテルサット用アンテナの基礎工事現場(昭和基地) 今回の観測隊が昭和基地で手掛けた最大の工事は、日本と基地がぐんと近くなる画期的なものだった。 東京―基地間を、高速通信ができる人工...
Vol.10
南極の夏 (10) 第2部(2) 建設作業 常識破りの素人集団
建設現場に向かうためトラックの荷台に乗った観測隊員=緑のヘルメット=と「しらせ」乗組員(昭和基地) 毎朝午前八時、宿舎前の広場。朝礼の最後に決まって、安全管理主任で、電気担当の木内文雄隊員(41)のこ...
Vol.9
南極の夏 (9) 第2部(1) 宿舎 せめてトイレくらい…
狭い共用スペース。事務作業やだんらん、洗濯物を干す場も兼ねる(昭和基地の第二夏宿)第2部 基地を造る 「南極の夏」第二部の「基地を造る」は、昭和基地で始まった過酷な作業と生活を紹介する。 南緯六九度、...
Vol.8
南極の夏 (8) 第1部(8-終) 基地へ 異次元空間に戸惑う
握手し合う44次と45次の観測隊員(昨年12月17日、昭和基地) 昭和基地のある東オングル島の沖合に停泊した観測船「しらせ」の船内では、慌ただしく空輸の準備が始まった。船に搭載されたヘリコプター二機で...
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