【連載】生きて逝く
多死社会は私たちの死生観をどう変えたか。私たちはいかに死と向き合い、家族や社会はどんな備えをすべきか。先進地・高知から考えてみたい。第1部は終活を追う。第2部は、葬儀が映す社会の変容を見つめる。第3部は高知の墓事情に迫る。
30記事
【連載】生きて逝く
多死社会は私たちの死生観をどう変えたか。私たちはいかに死と向き合い、家族や社会はどんな備えをすべきか。先進地・高知から考えてみたい。第1部は終活を追う。第2部は、葬儀が映す社会の変容を見つめる。第3部は高知の墓事情に迫る。
30記事
石材店「今は墓じまい屋」 生きて逝く―多死社会高知 第3部「墓標」(1)
終活の今を追い、葬儀が映す社会の変容を見つめ…。過去のシリーズはこちら墓じまいに汗を流す高瀬雅士さんら(香美市土佐山田町の前山墓地) 「指、詰めるなよ。いくぞ。せーのっ」。かけ声とともに、重さ100キ...
最後の墓守 裏山に37基 生きて逝く―多死社会高知 第3部「墓標」(2)
吉本光典さんの実家裏にある石の墓。一帯に37基が点在する(馬路村馬路) 昨年8月のお盆。吉本光典さん(59)は南国市岡豊町小篭の自宅から、古里の馬路村へと軽トラックを走らせた。 「高速(高知東部自動車...
先祖に申し訳なさも 生きて逝く―多死社会高知 第3部「墓標」(3)
「魂抜き」の読経が響いた(大豊町立川下名) 「千年近い歴史がある家の墓じまいをします。よかったら取材に来ませんか」 連載が始まった昨年10月、熊谷美佐子さん(79)=高知市潮新町1丁目=が取材班を誘っ...
「物」ではなく「人」 生きて逝く―多死社会高知 第3部「墓標」(4)
高竜寺が納骨堂隣に新設した合祀墓=右(香美市土佐山田町旭町5丁目) 18年前、蔵福寺(南国市田村乙)に宅配便が送られてきた。着払いで、品名は「瀬戸物」。住職の斎藤随理さん(50)に心当たりはなかった。...
樹木葬 管理要らず心軽く 生きて逝く―多死社会高知 第3部「墓標」(5)
高知市街を一望する城見ヶ丘メモリアル霊園(高知市宇津野=新田祐也撮影) 高知市街が一望できる高台。芝生に桜の木が1本立ち、周りに高さ13センチでそろった石のプレートが整然と並ぶ。同市宇津野の「城見ヶ丘...
サブスク墓 転居にも対応 生きて逝く―多死社会高知 第3部「墓標」(6)
月3980円の定額利用も選べるマンションタイプの墓(高知市吸江の吸江寺) 高知市の吸江寺は鎌倉時代の1318年、臨済宗の高僧、夢窓疎石が五台山の山腹に開いた吸江庵が始まりとされる。700年の歴史を重ね...
いつもそばに 手元供養 生きて逝く―多死社会高知 第3部「墓標」(7)
手元供養のための骨つぼ。コンパクトでカラフル(高知市知寄町3丁目の乾仏具店) 〈私のお墓の前で泣かないでください/そこに私はいません/眠ってなんかいません〉 2000年代、作家の新井満さんやテノール歌...
市民権得た海洋散骨 生きて逝く―多死社会高知 第3部「墓標」(8)
海に骨をまく女性の家族(昨年11月、土佐湾沖=女性提供) 「私が死んだら、骨は海にまいて」。高知市内で暮らす女性(44)は、小さいころから母親にそう切望されてきた。 「『お墓に入りたくない』と。夫婦仲...
無縁墓「どうすれば…」 生きて逝く―多死社会高知 第3部「墓標」(9)
仁井田地区の住民らが管理する墓地。地震や津波被害が心配される(高知市仁井田) 昨年10月23日の夕方、高知市仁井田の県道沿いにある墓地に、1台の軽自動車が突っ込んだ。4基の墓が倒れたり、欠けたりした。...
継承 家族の絆にも 生きて逝く―多死社会高知 第3部「墓標」(10=終)
年末に先祖の墓参りをする家族(高知市小石木町=新田祐也撮影) 昨年末、雲一つない冬晴れの日。高知市の筆山は墓参りの家族連れでにぎわっていた。 沢村晴夫さん(74)と妻の千鶴さん(58)=同市南ノ丸町=...
24時間
1週間
1ヶ月