「悪魔の飽食」の記録
希代のヒット本はどのように生まれたのか。戦史の空白と呼ばれたなぞの部隊は。フリージャーナリストとしても活躍し、7年前から妻の故郷である高知市で暮らす下里さんに、本誕生にまつわるドラマとストーリーを聞いた。
12記事
「悪魔の飽食」の記録
希代のヒット本はどのように生まれたのか。戦史の空白と呼ばれたなぞの部隊は。フリージャーナリストとしても活躍し、7年前から妻の故郷である高知市で暮らす下里さんに、本誕生にまつわるドラマとストーリーを聞いた。
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「悪魔の飽食」の記録(1)ベストセラー生んだ秘密の暴露 今も残す証言生テープ
「証言を聞くのが苦しい。なんで俺が聞き手なんだ。そう思うことがよくあった」。「悪魔の飽食」取材の記録を語る下里正樹さん(高知市内の自宅)ジャーナリスト下里正樹さん(高知市)に聞く ある録音テープを聴か...
「悪魔の飽食」の記録(2)ロの字の「ロ号棟」
1本の電話から取材が始まった。8カ月後に刊行された「悪魔の飽食」第1部と翌年の第2部には、731部隊の要図が図案化されて、とじ込まれているジャーナリスト下里正樹さん(高知市)に聞く 1981年春。都内...
「悪魔の飽食」の記録(3)文字通りの走り書き
ジャーナリスト下里正樹さん(高知市)に聞くメモ帳を手に走り回る日々。ほとんどの元隊員は門前払いだったり、口をつぐんだりしたが、やがて…。写真は足しげく通った相手の取材メモ 下里正樹さんは、東京に帰って...
「悪魔の飽食」の記録(4)女性も子供もいた
中国ハルビン市に復元されて残る731部隊・凍傷実験室跡。医大教授となった元幹部が戦後ほどなく発表した論文には、生後3日の赤ちゃんの指に行った凍傷実験も記録されている(2015年9月=高知市の写真家、岡...
「悪魔の飽食」の記録(5)まさに生き地獄だ
731部隊中枢の航空写真。右側のロの字型の建物の中に「マルタ小屋」と呼ばれた監獄棟がある。建設途中で撮られたものとみられ、日本に持ち帰られていたものを1982年に下里さんらが入手したジャーナリスト下里...
「悪魔の飽食」の記録(6)人体解剖「自責の念」
ジャーナリスト下里正樹さん(高知市)に聞く元731部隊の解剖技手の男性は歴史的な証言をする―。写真は同部隊で使われたとされるメスやはさみ(2015年12月、「高知と戦争」展の展示品から) Uさんが知る...
「悪魔の飽食」の記録(7)この残虐な組織構造…
ジャーナリスト下里正樹さん(高知市)に聞く マルタ」は関東軍の憲兵隊、特務機関が捕らえ、法手続きを経ずに731部隊の監獄に送られ続けた。写真は捕虜への拷問の方法などを記した関東軍憲兵隊「俘虜ノ尋問要...
「悪魔の飽食」の記録(8)逃げる捕虜を追った
ジャーナリスト下里正樹さん(高知市)に聞く中国・黒竜江省安達の平原。旧満州の731部隊が細菌兵器などの人体実験場として使用した(2015年9月、高知市の写真家、岡村啓佐さん撮影) 「マルタ」と呼ばれた...
「悪魔の飽食」の記録(9)ガス実験室の存在
ジャーナリスト下里正樹さん(高知市)に聞く下里さんが書き取った毒ガス実験装置。ガラス張りの部屋にガスを入れた。米山さん(仮名)は部隊撤収時に捕虜の監獄棟で行われた毒ガス散布についても証言した 1982...
「悪魔の飽食」の記録(10)ブーム頂点でのミス
ジャーナリスト下里正樹さん(高知市)に聞く「続・悪魔の飽食」の巻頭写真35枚のうち20枚は別物だった。「ニセ写真事件」などと新聞雑誌が報じた。森村さんは月刊誌にいきさつを書いて載せた(コラージュ) 1...
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