2025.11.05 18:36
【名簿あり】紅林、太田、山下、平野も鍛える…V奪回のキーマンは? オリックス秋季高知キャンプ11/6~20 東部球場

オリックスの2024年秋季キャンプから(高知市の東部補助グラウンド)
キャンプは20日まで。休養日は10、14、18日。
オリックスは岸田護監督就任1年目の25年、3位となりクライマックスシリーズに進出。ファーストステージで北海道日本ハムファイターズと対戦し、2連敗でシーズンを終えた。コロナ禍の2020年を除き毎年、高知で秋季キャンプを実施しており、今年も土佐路からV奪回を目指す。
《注目選手・ひとことメモ》
投手は山下舜平大が福岡大大濠高から20年ドラフト1位。23年には9勝を挙げ最優秀新人賞に輝いたが以後は3勝、1勝と下降線をたどった。25年は腰のコンディション不良があったが過去161キロを出したこともある「剛腕」は誰もが認めるところ。山下の復活はオリックスの浮上に欠かせない。平野佳寿は通算700試合登板の「鉄腕」。メジャーリーグでも通算150試合に登板した(ダイヤモンドバックス、マリナーズに所属)。23年には日米通算250セーブを達成し名球会入りしている。26年は選手兼任で投手コーチに就任。
阿部翔太は社会人・日本生命から20年ドラフト6位。中継ぎとして22年は44試合で23ホールドポイント、23年は49試合で24ホールドポイントとチームのリーグ制覇に貢献した。山崎颯一郎も中継ぎで、敦賀気比高から16年ドラフト6位。速球が武器で23年には53試合に投げ28ホールドポイント。25年は9月20日、21日の福岡ソフトバンクホークス戦にいずれも無死満塁で登板し、打者3人ずつで片付けたのも記憶に新しい。
富山凌雅はトヨタ自動車から18年ドラフト4位。左腕で21年には51試合に登板し22ホールドポイントを記録した。横山楓は社会人・セガサミーから21年ドラフト6位。25年はプロ初勝利を含む2勝を挙げた。入山海斗は東北福祉大から22年育成ドラフト3位で、同じく25年にプロ初勝利を含む2勝をマークした。川瀬堅斗は大分商高から20年育成ドラフト1位。兄の川瀬晃はソフトバンクの内野手で公式戦では「兄弟対決」をしたこともある。
捕手では森友哉が大阪桐蔭高から13年、埼玉西武ライオンズのドラフト1位。甲子園は藤浪晋太郎(横浜DeNAベイスターズ)とバッテリーを組み春夏制覇をするなど4回出場した。19年は首位打者(打率.329)と最優秀選手に輝いた。FA宣言し23年からはオリックスでプレー。同年は110試合に出場しリーグ4位の打率.294でリーグ優勝に貢献した。福永奨は国学院大から21年ドラフト3位。25年は39試合に出場した。
内野手では、野口智哉が鳴門渦潮高出で関西大から21年ドラフト2位。23年は76試合に出場し、阪神タイガースとの日本シリーズにも出場した。紅林弘太郎は駿河総合高から19年ドラフト2位。21年は球団史上初の「開幕10代スタメン」(遊撃手)を勝ち取り、同じく球団初の「10代2けた本塁打」(10本)も記録した。23年にはベストナインに輝いた。太田椋は天理高から18年ドラフト1位。2年生の夏の甲子園ではベスト4。21年、東京ヤクルトスワローズとの日本シリーズでは第5戦で勝ち越しタイムリー三塁打、第7戦では日本シリーズ史上初となる初回先頭打者初球本塁打を放った。25年は打率.283でリーグ4位の好成績を残した。横山聖哉は上田西高から23年ドラフト1位。
外野手では渡部遼人が慶応大から21年ドラフト4位。麦谷祐介は富士大から24年ドラフト1位。ルーキーイヤーの25年は79試合に出場した。来田涼斗は明石商高から20年ドラフト3位。19年センバツ(準々決勝、智弁和歌山戦)では初回先頭打者本塁打とサヨナラ本塁打を記録する勝負強さを発揮した。24、25年とも出場試合は50台に留まっており、今後はスタメンに割って入りたいところだ。茶野篤政は徳島インディゴソックスから22年育成ドラフト4位。23年には91試合に出場したが以後は16試合、3試合と激減。巻き返しを図りたい。
参加予定選手は以下の通り(数字は背番号=25年時点)
【投手】
山下舜平大11
寺西成騎13
平野佳寿16
阿部翔太20
山崎 颯一郎21
富山凌雅28
片山楽生49
横山楓52
入山海斗68
佐藤一磨93
川瀬堅斗94
高島泰都96
【捕手】
森友哉4
福永奨32
山中稜真50
堀柊那62
【内野手】
野口智哉9
紅林弘太郎24
内藤鵬25
太田椋31
横山聖哉34
遠藤成124
【外野手】
渡部遼人0
麦谷祐介8
杉澤龍33
来田涼斗38
池田陵真39
茶野篤政61




















