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2025.07.05 08:51

【あんぱんの高知新報】実は高知新聞の歴史通り!夕刊の代わりに異例の月刊誌を発行、その理由は? やなせさんも暢さんの編集部に

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「あんぱん」の一場面。月刊誌の創刊が決まった編集部は…

「あんぱん」の一場面。月刊誌の創刊が決まった編集部は…


  
 連続テレビ小説「あんぱん」で、ヒロインのぶ(今田美桜さん)が働く「高知新報」は夕刊発行がかなわず、月刊誌を発行することになった。これは高知新聞社の歴史通り。地方紙として異例の月刊誌を出すことになった理由を探る。

まるっと楽しむ「あんぱん」

 まずは時代を追って振り返る。国は1938年に国家総動員法を制定し、新聞用紙は配給統制となった。41年には国家総動員法に基づく「新聞紙等掲載制限令」が公布され、軍事・外交など国策遂行に支障をきたす報道は禁止に。違反した新聞、雑誌社は発禁処分などにされた。

 新聞は「1県1紙」とされたのも同年のこと。このため、高知新聞の題字の下には「朝日新聞」「毎日新聞」の名も連ねられ、大本営発表を垂れ流し、戦意をあおる記事も多数掲載していく。戦況の悪化に伴って用紙は不足し、本紙は44年3月6日付から夕刊発行を休止し、朝刊も同年末には4ページから2ページ(1枚紙の表裏)に減っていた。

 それが終戦で一変した。

 連合国軍総司令部(GHQ)は45年9月、…

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高知のニュース 語り継ぐ戦争・戦後 やなせたかし あんぱん

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