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2025.07.05 08:35

あの夏の味覚に変身する「テングサ」高知では宗田節のだしで食べる...何になる? 土佐清水市で「干し」最盛期

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天日干しされたテングサ。赤褐色から白っぽく変化していく(土佐清水市旭町)

天日干しされたテングサ。赤褐色から白っぽく変化していく(土佐清水市旭町)

 日差しジリジリ、テングサわさわさ―。土佐清水市旭町のところてん専門店「のび太」で、原料となるテングサの天日干しがピークを迎えている。

 店主の田村洋美さん(53)によると、足摺岬展望台周辺に並んでいた売店で義母が5、6年前までところてんを販売していたという。田村さんは「足摺岬ゆかりの味を残そう」と、自身が経営するカフェでところてんを作り始め、今春に専門店に衣替えした。

 足摺岬周辺のテングサは、温暖化の影響などで激減したため、南房総周辺で採れたテングサを使用。市内の清流に一晩中さらして早朝に引き揚げ、日中に干す作業を7、8回繰り返すうちに、赤褐色のテングサから色が抜けるという。

田村さんが販売しているところてん。セットのつゆには地元の宗田節が使われている

田村さんが販売しているところてん。セットのつゆには地元の宗田節が使われている

 夏本番を前に、強い日差しを受けながら、店先に干したテングサから異物などを丁寧に取り除く田村さん。完成したところてんは、地元の宗田節などでだしを取ったつゆとセットにして同市内のスーパーなどでも販売しており、「夏限定の味覚。ぜひ試してほしい」とアピールしている。

 問い合わせは田村さん(090・5142・5999)へ。(山下正晃)

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