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2025.03.11 08:20

読み聞かせ 親子で楽しんで 高知学園短大「保育研究会」 オーテピア、支援センターで活動―ココハレ ピックアップ

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「保育研究会」の学生ら。「子どもだけでなく、保護者にも楽しんでもらいたい」と活動しています(高知市旭天神町の高知学園短大)

「保育研究会」の学生ら。「子どもだけでなく、保護者にも楽しんでもらいたい」と活動しています(高知市旭天神町の高知学園短大)

 子育て応援ウェブメディア「ココハレ」のお薦めコンテンツを紹介する「ココハレピックアップ」。今回は高知学園短大の「保育研究会」を紹介します。保育士や幼稚園教諭を目指す学生たちがオーテピア高知図書館や子育て支援センターで、親子で楽しめるイベントを開催。読み聞かせや手遊びを披露しています。

 ■  ■ 

 毎月第3土曜日、オーテピア高知図書館では「わくわくおはなしかい」が開かれます。「0~3歳向け」「3歳~小学生向け」の2部構成で、時間になると、絵本や児童書が並ぶコーナーの一角に親子が集合。2月は「とんとんとんとん アンパンマン」の手遊びや、人気絵本「だるまさんが」などが次々と披露されました。

 保育研究会は高知学短幼児保育学科の学生サークルとして長く活動してきましたが、新型コロナ禍で休止し、伝統が途絶えました。オーテピアから「学生に『おはなしかい』を担当してほしい」とのリクエストを受けて復活。学生たちが手探りで企画し、読み聞かせに手遊びや親子のふれあい遊びを加えた現在の形ができました。

 2024年度は2年生6人、1年生3人で活動しています。それぞれ、実習先の園で乳幼児にたくさん接していますが、保護者と一緒だと、子どもたちはまた違った反応を見せるそう。

 「子どもが集まると騒ぐのでは」と予想して臨んだ男子学生は「全員の視線が自分に集中し、自分の声だけが聞こえるのに焦った」。人前が苦手だった女子学生は「回を重ね、子どもを見ながら対応できるようになった」と振り返りました。

 園の実習では保護者と話す機会がほとんどないため、「おはなしかい」では学生から積極的に話しかけています。家での子どもの様子を教えてもらったり、「今日はどうしてこの絵本を選んだの?」と質問されたり。「実際に働き始める前に保護者と接することができて勉強になる」と話していました。

 絵本や手遊びの構成は毎回、学生たちだけで考えています。幼児保育学科講師で保育研究会顧問の伊達諒さんから学生たちへのアドバイスは「子どもだからこうだろうと決めつけない」「自分たちが楽しくない、面白くないと感じることはやめよう」の二つです。

 「ハプニングに焦ったり、うまくコミュニケーションが取れなかったり、失敗の経験が学生にはとても大事です。どの職場でも必要なのは雑談する力。授業で習ったことを実習やサークル活動で役立てながら、経験を積んでほしいです」

 3月の「わくわくおはなしかい」は15日午前10時から、オーテピア高知図書館2階の「おはなしのへや」で開かれます。(門田朋三)

 「わくわくおはなしかい」の様子をココハレで紹介しています。

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