2025.02.18 22:28
高校無償化に5000億円超 維新、予算賛成視野に議論へ

日本維新の会の前原誠司共同代表
自民、公明両党は18日、日本維新の会に対し、高校無償化の関連予算が5千億円超になるとの見通しを伝えた。これを受け、維新は19日に2025年度予算案の賛否を党内で議論する。前原誠司共同代表がBS―TBS番組で明らかにした。党内には与党の提案を評価する声があり、執行部は賛成を視野に入れる。協議がまとまれば、週内に党首会談を開いて合意する案が出ている。
自民の小野寺五典、公明の岡本三成、維新の青柳仁士各政調会長は都内で会談し、合意文書案を調整した。19日に再会談する。
維新は高校無償化と社会保険料の引き下げを賛成の条件としている。現行の就学支援金制度の所得制限を撤廃し、私立に通う世帯には年63万円まで増額するよう求めていた。必要な予算は6千億円と試算していた。
前原氏は番組で、与党側から私立に対する支援金増額や、公立の施設整備費、低所得世帯向けの奨学給付金の拡充などで計5千億円超の予算が確保されるとの回答があったと説明。19日に党内に諮るとした。予算案の賛否は「私の中では決まっている」と述べ、賛成を示唆した。




















