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2024.11.22 08:33

子どものゲーム依存「要因を理解して」 香川県の回復プログラム作成に携わった海野医師、高知市で講演

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「子どもがはまっているゲームの世界観が分かるだけで保護者の不安は解消される」と語る海野順医師(高知市桟橋通2丁目のアスパルこうち)

「子どもがはまっているゲームの世界観が分かるだけで保護者の不安は解消される」と語る海野順医師(高知市桟橋通2丁目のアスパルこうち)

 香川県が取り組むネット・ゲーム依存回復プログラム「i Swing」の作成に携わった、三光病院(高松市)の海野順(しゅん)院長(44)がこのほど、高知市の子育て応援講演会で、子どもたちがゲーム依存から脱するためのヒントを語った。「しんどさを癒やすためにゲームを始める子もいる。依存を起こす要因を理解して子どもの支援を」と呼びかけた。要旨を紹介する。

 欲望を制御できないことと依存症は次元が違う。アルコールで言えば、飲んで楽しくなった体験を味わいたくて毎晩飲む。快楽は慣れて鈍化し、逆に飲めない時に不快を感じるようになる。義務感で毎日飲み、いつしか疾患になる。

 ゲームやネットも同様だ。学校でうまくいかないことがあり、気分転換にする。現実回避の側面が強くなると、プレーしても満足感を得にくくなる。満足度を維持するため、睡眠時間や食事などを後回しにし、学校に行きづらくなり、その不快感をまたゲームやネットで解消する悪循環に陥る。母親にゲーム機やスマホを取り上げられると…

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