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2024.05.21 08:55

被災中山間は消滅危機 人口流出、農地変形の珠洲市 田んぼに2メートル「崖」―能登が問う高知の今

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稲の刈り跡もそのままに、田んぼの真ん中に出現した段差(写真はいずれも石川県珠洲市若山町)

稲の刈り跡もそのままに、田んぼの真ん中に出現した段差(写真はいずれも石川県珠洲市若山町)

 「これ、1枚の田んぼだったんです」

 能登半島の先端に位置する石川県珠洲市の山間集落。地元の男性が、背丈より高い2メートルほどの段差を指さした。

 元日に発生したマグニチュード7・6の地震は、まるで柔らかいケーキでも壊すかのように大地に巨大な爪痕を残した。段差の延長は、見通せる限りでも200メートル以上。国土地理院の調査で、周辺にはこうした「崖」が幾筋も出現したことが分かっている。

 高知新聞取材班が訪れたのは4月下旬。男性は「とても個人では復旧できない。普段ならとっくに代かきが終わって、5月の連休にかけてが田植えなんだけど…」と嘆いた。

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