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2024.05.18 08:44

世界をつかむ レスリング五輪代表・桜井つぐみさん(22)―わたしの掌像(5)

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世界女王の座も五輪切符もつかんだ桜井つぐみさんの左手(群馬県内の自宅)

世界女王の座も五輪切符もつかんだ桜井つぐみさんの左手(群馬県内の自宅)

 触れるとムニッと押し返されるような、弾力ある手のひら。小指の付け根は特に厚みがある。レスリング女子57キロ級の桜井つぐみさん(22)=育英大学助手、高知南高出=は、この手でパリ五輪の切符をつかみ取った。3歳でマットに立って19年。レスリングのためにつくり上げられた手、といっていいかもしれない。

 力が要る競技というイメージだが、意外にも握力は30キロそこそこ。相手の脇などに小指を差し込み「引っかける」方が大事という。桜井さんは「普通の女の子の手は、うっすくてモチモチ。来世はそんな手になりたいけど、レスリングをするにはいい手です」とおちゃめに笑う。

 育英大(群馬県高崎市)の練習場。2面のマットに…

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