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2024.04.06 08:40

ブリ大漁6000匹! 今季最高に沸く佐喜浜大敷組合 高知県室戸市

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水揚げされたブリを入れたコンテナが並び、活気に包まれる佐喜浜港(室戸市佐喜浜町)

水揚げされたブリを入れたコンテナが並び、活気に包まれる佐喜浜港(室戸市佐喜浜町)

 室戸市の佐喜浜港で5日、佐喜浜大敷組合の定置網に入ったブリ5970匹が水揚げされた。今季最高となり、港は「5、6年ぶりの大漁」と活気に包まれた。

 同市沖では3~5月に脂を蓄えたブリが回遊。佐喜浜、椎名、三津、高岡の市内4大敷は、その中でも良型で体重と体脂肪の基準を満たした個体を「春ぶり」としてブランド化しており、この日は約1000匹が基準を満たした。

 県室戸漁業指導所によると、今季の同市内での最高は3月4日に椎名大敷組合で水揚げされた1546匹。佐喜浜港はその4倍近くになった。

 港では午前8時ごろから出荷作業がスタート。漁船2隻から丸々と太ったブリが次々と運び出され、正午ごろにはブリが入ったコンテナで港が埋め尽くされた。選別や計量をしていた漁師は「よっしゃあ!」「今夜はうたげじゃ!」と大喜び。定置網船の船長、藤本司さん(54)は「いきなりどっと来たので驚いたが、漁師としてうれしい瞬間」と声を弾ませた。

 ブリはこの日のうちに首都圏や関西に出荷。県内では6日、道の駅キラメッセ室戸で販売イベントが開かれる。藤本さんは「多くの人に脂が乗った春ぶりを食べてほしい」と話している。(板垣篤志)

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