タンポポ調査　協力してね　県立牧野植物園が呼びかけ

2024.03.13 05:00

タンポポ調査　協力してね　県立牧野植物園が呼びかけ

高知新聞社

花の裏側の総苞外片（そうほうがいへん）が上向きのカンサイタンポポ（上）と、下向きのセイヨウタンポポ（県立牧野植物園提供）

　身近(みぢか)に見(み)られるタンポポの分布(ぶんぷ)から自然(しぜん)環境(かんきょう)の変化(へんか)を探(さぐ)る４度目(どめ)の「タンポポ調査(ちょうさ)」が、高知(こうち)県(けん)など１７府県(ふけん)で行(おこな)われています。高知(こうち)県(けん)の事務局(じむきょく)となっている県立(けんりつ)牧野(まきの)植物園(しょくぶつえん)（高知(こうち)市(し)五台山(ごだいさん)）は「花(はな)を採(と)って送(おく)るだけ。気軽(きがる)に参加(さんか)を」と呼(よ)びかけています。

　タンポポ調査(ちょうさ)・西(にし)日本(にほん)実行(じっこう)委員会(いいんかい)（事務局(じむきょく)=NPO法人(ほうじん)大阪(おおさか)自然(しぜん)環境(かんきょう)保全(ほぜん)協会(きょうかい)）が、西(にし)日本(にほん)を中心(ちゅうしん)に２００９年(ねん)から予備(よび)調査(ちょうさ)１年(ねん)、本調査(ほんちょうさ)１年(ねん)を５年(ねん)ごとに行(おこな)っています。今回(こんかい)の調査(ちょうさ)は２０２４、２０２５年(ねん)の春(はる)に行(おこな)います。

　県内(けんない)では前回(ぜんかい)（２０１９、２０２０年(ねん)）７６２人(にん)が参加(さんか)し１万(まん)９１点(てん)を採(と)りました。１３種(しゅ)が確認(かくにん)され、うち６０．６％が「セイヨウ」「アカミ」などの外来(がいらい)種(しゅ)でした。新(あら)たに絶滅(ぜつめつ)危惧(きぐ)種(しゅ)の「カンサイ」「キビシロ」の生育(せいいく)地(ち)が確認(かくにん)されるなどの成果(せいか)もありました。

　今年(ことし)の春(はる)の調査(ちょうさ)は２～５月末(がつまつ)。人(ひと)の生活(せいかつ)環境(かんきょう)と生育(せいいく)地(ち)との関連(かんれん)性(せい)も合(あ)わせて調(しら)べるそうです。

　調査(ちょうさ)は、採取(さいしゅ)した花(はな)や種(たね)をティッシュに包(つつ)み、調査票(ちょうさひょう)をそえて牧野(まきの)植物園(しょくぶつえん)へ郵送(ゆうそう)します。調査票(ちょうさひょう)は牧野(まきの)植物園(しょくぶつえん)ホームページから入手(にゅうしゅ)できます。問(と)い合(あ)わせは牧野(まきの)植物園(しょくぶつえん)の県(けん)タンポポ調査(ちょうさ)事務局(じむきょく)（０８８・８８２・２６７３、平日(へいじつ)のみ）へ。

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