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2023.12.14 08:41

干し芋の甘みぐんぐん 郷土菓子「芋餅」原料に 高知県土佐清水市

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師走の日差しを浴び、甘みが増す干し芋(土佐清水市加久見)

師走の日差しを浴び、甘みが増す干し芋(土佐清水市加久見)


 黄金色の甘み、ぐんぐん―。土佐清水市加久見で、芋餅の原料となる干し芋作りがシーズンを迎えた。冬の日差しを浴びたサツマイモは、日ごとに甘みを増している。

 芋餅は、干し芋をもち米と一緒に蒸し上げ、砂糖を混ぜてついた同市の郷土菓子。昔から家庭などで作られ、地域に愛されてきた。

 干し芋は近年、高齢化で作り手が減少。そんな中、地場産品の販路拡大に取り組む同市の合同会社「太陽と海風」(中山義介代表)は、「昔ながらの製法で、清水らしい伝統を残したい」と、芋餅を作る市内の事業所や自社商品用に製造を続ける。

 今年は11月から同社スタッフら5、6人が作業。よく晴れた日の午前中、厚さ1センチ弱にスライスした芋を約2分間ゆで、平らな網の上に均等に広げて3日間天日干しする。熟成し、黄金色のチップス状になれば完成だ。

 1日に干すのは平均30キロほど。作業は来年2月ごろまで続くという。(小笠原舞香)

高知のニュース 土佐清水市

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