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2023.09.09 08:20

四万十市~黒潮町の西南大規模公園計画縮小へ 高知県方針 人口減、代替施設充実

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 高知県は8日までに、四万十市と黒潮町にまたがる土佐西南大規模公園の計画区域を435ヘクタールから309ヘクタールに縮小する案をまとめた。11日の県都市計画審議会に提案する。県都市計画課は「近隣に代替施設が整備され、住民説明会などを通して合意が得られたと判断した」としている。

 同公園は1972年に都市計画決定。スポーツ関連や文化施設などを計画し、既に大方球場や大方あかつき館(いずれも黒潮町入野)、オートキャンプ場「とまろっと」(四万十市下田)などを整備した。一方、大方地区での自然観察区域や中村地区のサッカー場を中心とした多目的広場などは未整備のままだった。

 四万十市のトンボ自然公園や宿毛市総合運動公園が整備された現状を踏まえ、県は、近隣で代替機能を持つ施設が充実▽県立公園の事業費が減少▽県人口の減少や他の都市公園を整備―などを理由に、計画縮小を検討。2014~19年度に住民への聞き取りを行い、21年11月にはパブリックコメント(意見公募)も実施した。縮小に反対する意見がなかったため、今年に入って計画変更案を作成した。

 1月には住民説明会を各地で開き、自治体担当者からも意見を聴取。変更案は7~8月に県庁や県幡多土木事務所、四万十町以西の7市町村役場で縦覧できるようにしたが、意見書の提出はなかったという。(川田樹希)

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