高知の暮らしと動物の関わりをふり返る　高知市で写真展

2023.08.29 05:00

高知の暮らしと動物の関わりをふり返る　高知市で写真展

高知新聞社

高知城にあった「お城の動物園」で人気を集めたゾウの南海子（１９６７年、個人蔵）

　高知(こうち)の暮(く)らしと動物(どうぶつ)をテーマにした写真(しゃしん)展(てん)が、高知(こうち)市(し)上(かみ)町(まち)２丁目(ちょうめ)の龍馬(りょうま)の生(う)まれたまち記念(きねん)館(かん)で開(ひら)かれています。捕鯨(ほげい)の様子(ようす)や動物園(どうぶつえん)の人気者(にんきもの)など、明治(めいじ)時代(じだい)から平成(へいせい)時代(じだい)までの写真(しゃしん)約(やく)２５０点(てん)が並(なら)んでいます。９月(がつ)４日(か)まで。

　会場(かいじょう)には、田(た)起(お)こしをする牛(うし)や木材(もくざい)を運(はこ)ぶ馬(うま)のほか、浜(はま)にあげられたマッコウクジラ、闘犬(とうけん)の試合(しあい)など昔(むかし)の高知(こうち)の姿(すがた)を伝(つた)える写真(しゃしん)がずらり。高知(こうち)城(じょう)にあった高知(こうち)市立(しりつ)動物園(どうぶつえん)〝お城(しろ)の動物園(どうぶつえん)〟で１９７１年(ねん)まで飼(か)われていた園(えん)のアイドル、ゾウの南海(なみ)子(こ)や、桂浜(かつらはま)水族館(すいぞくかん)でかつて行(おこな)われていたイルカやクジラのショーなどの様子(ようす)も写(うつ)されています。

　高知(こうち)市(し)出身(しゅっしん)の獣医(じゅうい)学者(がくしゃ)で、馬(うま)など家(か)ちくのホルモンちりょうの研究(けんきゅう)に力(ちから)をつくした島村()虎()猪()ら、高知(こうち)県(けん)ゆかりの学者(がくしゃ)の功績(こうせき)もしょうかいしており、龍馬(りょうま)の生(う)まれたまち記念(きねん)館(かん)学芸員(がくげいいん)の森本()琢磨()さん（４２）は「こんな動物(どうぶつ)がいた、こんな文化(ぶんか)があったというだけでなく、動物(どうぶつ)福祉(ふくし)についても考(かんが)える材料(ざいりょう)にして」と話(はな)しています。

　午前(ごぜん)８時(じ)～午後(ごご)７時(じ)。入館料(にゅうかんりょう)３００円(えん)（高校生(こうこうせい)以下(いか)無料(むりょう)）。問(と)い合(あ)わせは龍馬(りょうま)の生(う)まれたまち記念(きねん)館(かん)（０８８・８２０・１１１５）へ。

特集読もっか読もっかニュース