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2023.09.01 05:00

「やなせたかし 愛と勇気を子どもたちに」

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正義(せいぎ)多様(たよう)(せい)について(かんが)えてみよう 
 ぼくは、正義(せいぎ)多様(たよう)(せい)について(かんが)える(とき)に、アンパンマンを(おも)いうかべます。 作者(さくしゃ)のやなせたかしさんの94(ねん)人生(じんせい)には(おさな)(ころ)(おや)との(わか)れ、戦争(せんそう)戦後(せんご)のふっこう、大地震(おおじしん)といろんな(こと)がありました。
 
 一番(いちばん)つらかったのは空腹(くうふく)でした。 アンパンマンはお(なか)がすいている(ひと)自分(じぶん)(かお)をちぎって(あた)えます。 悪役(あくやく)のバイキンマンはたまには()いこともするし、手伝(てつだ)いもします。 アンパンマンもバイキンマンを(てき)だとは(おも)っていません。 いたずらをしたらこらしめるけど、「おたがいに必要(ひつよう)としている」仲間(なかま)です。

 アンパンマンには、作者(さくしゃ)のやなせさんも(おぼ)えきれないくらいたくさんのキャラクターが()てきます。 ほとんどは()べもののキャラクターですが、そうでないキャラクターもいます。 立場(たちば)がちがうキャラクターが仲良(なかよ)くくらせる世界(せかい)、そこに正義(せいぎ)多様(たよう)(せい)のヒントがあると(おも)います。(NPO法人(ほうじん)高知(こうち)こどもの図書館(としょかん) 門田()幹也()

「やなせたかし 愛と勇気を子どもたちに」 中野晴行/文 あかね書房 小学校中学年以上

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