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2023.08.18 08:41

ジョン万次郎資料の劣化防げ 4年後の生誕200年に向け有志ら調査団結成

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長男の東一郎らと映る家族写真(写真はいずれも万次郎資料調査団提供)

長男の東一郎らと映る家族写真(写真はいずれも万次郎資料調査団提供)

 2027年のジョン万次郎生誕200年に向けて、子孫や有志が関連資料の調査、保存に動き始めた。ただ、子孫が所有する写真や文献の一部は劣化が進んでおり、「日米交流の原点になった貴重な資料を後世につなぎたい」と対策を進めている。

ジョン万次郎が撮影した妻、鉄の写真

ジョン万次郎が撮影した妻、鉄の写真

 万次郎の生涯や業績の研究に取り組む東京のNPO法人「中浜万次郎国際協会」は、生誕200年に合わせた顕彰企画の準備を進める中で、万次郎直系5代目の中浜京さん(59)=名古屋市=が所蔵する資料の一部が劣化していることを知った。

 中浜さんが保管する資料は、万次郎が米国から持ち帰った本や家族の写真など約50点をはじめ、子孫が収集したものなど約200点。貴重なものをきり箱に入れて保管しているが、「室温や湿度の管理は素人には限界がある」。万次郎が妻の鉄を撮影したとされるガラス乾板写真は、経年劣化で一部が見えにくくなっていた。

 昨夏、これを知った同協会のメンバー4人が「万次郎資料調査団」を結成。中浜さんの協力で、資料の目録化や保存、デジタル化を始めた。今後、万次郎を助けた捕鯨船のホイットフィールド船長の米国の子孫を訪ねて、万次郎が船長宛てに送った手紙や航海日誌なども調べるという。

 調査団のリーダーを務める、土佐清水市出身の熊谷幹子さん=東京都世田谷区=は「今のうちに保存に取りかからないと、貴重な資料が消えてしまう。生誕200年では、日米の資料を基に万次郎の足跡を多くの人に紹介したい」と話している。

調査団がクラウドファンディング
 調査団は保存や調査の費用を集めるクラウドファンディングを始めた。目標額300万円で9月29日締め切り。問い合わせは調査団(manjiro.crg@gmail.com)へ。(浜崎達朗)

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