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2023.06.28 08:35

清水で柿渋染め体験しよう 工房経営の夫妻「手仕事の喜び共有したい」 月1回ワークショップ 高知県土佐清水市

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弘瀬いずみさん=右=にアドバイスを受けながら柿渋染めを体験したワークショップ(写真はいずれも土佐清水市津呂)

弘瀬いずみさん=右=にアドバイスを受けながら柿渋染めを体験したワークショップ(写真はいずれも土佐清水市津呂)

 土佐清水市津呂で柿渋染めの生地を作る夫妻がこのほど、自らの工房「ユルクル」で一般客向けのワークショップ(WS)を始めた。月1回工房を開放し、植物染めや柿渋染めなどの体験を行い、手仕事の喜びを伝えている。

 同市出身の弘瀬剛敏さん(44)と、妻のいずみさん(47)。2012年に設立し、染め作業から、エプロンやカバンなどへの製品加工を手がける。褐色で味のある風合い、柿渋の持つ撥水(はっすい)性や耐久性が魅力で、県内外から注文がある。

工房敷地内に新設された小屋「いとなみ舎」で柿渋染めの生地を見学する参加者

工房敷地内に新設された小屋「いとなみ舎」で柿渋染めの生地を見学する参加者

 WSは「手仕事を自分でできる喜びを多くの人と共有したい」と、5月にスタート。初回は布に直接植物を置いて染めつける「バンドルダイ」を実施し、好評だったという。

 今月17日には、柿渋染めの体験会を行い、県外から2人が参加。持ち寄った作務衣(さむえ)やトートバッグを染液が入ったバケツにつけた後、はけで布になじませていった。中西梓さん(38)=神戸市=は「シンプルだからこそ、どこまでも追求できるのが面白い。色が変わるのも楽しみ」と笑顔だった。

 工房敷地内には「いとなみ舎」との屋号で小屋を新設。製品の展示や、WSの場としての活用を視野に入れているという。いずみさんは「ここに人が集い、新しいご縁ができればうれしい」と話している。

 WSの開催日時や内容はインスタグラムで発信。問い合わせは、いずみさん(090・7143・1585)へ。(小笠原舞香)

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