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高知新聞PLUSの活用法

2023.06.03 08:29

学びに地元記事、デジタルで活用を「高知新聞 for スクール」提供開始 

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端末で「高知新聞forスクール」を見る児童(高知市土佐山桑尾の土佐山学舎)

端末で「高知新聞forスクール」を見る児童(高知市土佐山桑尾の土佐山学舎)

 高知新聞社はこのほど「読もっか こども高知新聞」に3月末までに掲載された記事をデジタル端末で閲覧できる「高知新聞forスクール」の提供を始めた。県教委が運用する学習支援プラットフォーム「高知家まなびばこ」を通じて、県内の公立学校の児童生徒が学習に使うことができる。

 県内の教育現場では、デジタルツールを活用した授業が広がっている。こうした学習形態の変化に合わせ、学校向けのデジタル教材として、児童生徒の端末から紙面に掲載した形で記事を見ることができるようにした。

 閲覧できるのは高知の産業や自然、環境問題、防災などを取り上げた延べ300タイトル。「読もっか―」の人気企画だった「高知なるほど事典」「YoMoo!こうち」などから、教材として活用できる記事を選び、教科別、分野別に分類している。例えば「理科」は、植物学者の牧野富太郎博士や室戸ジオパーク、四万十市のスジアオノリなど。地元の研究者や生産者に取材するなどした地域密着の記事を楽しめる。

 また、隔週で更新する中学生向けコラム「小社会forティーンズ」もあり、書き写しに活用できる。そのほか「こども記者だより」などへの投稿コーナーも設けた。

 「高知家まなびばこ」は県内の公立小中高校、特別支援学校の児童生徒や教員が利用しており、県教委は「一人一人が調べ学習などで活用できるサービス。地域をより深く学ぶ際に生かせそうだ」と話している。

 高知新聞社は「高知新聞forスクール」のサービス開始に先立ち、県内すべての教育委員会(学校組合を含む)と結ぶ「児童・生徒の言語活動充実と新聞活用に関する協定」を改定。高知新聞社のデジタル記事も紙の新聞同様、学校での授業で使えるようにした。(青木一英)

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