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2023.04.08 08:40

不思議なミニチュアが並ぶ「Mozu」展開幕  高知県立美術館で5/21まで

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ミニチュアをまじまじと見つめる子どもたち(写真はいずれも高知市の県立美術館)

ミニチュアをまじまじと見つめる子どもたち(写真はいずれも高知市の県立美術館)


 ミニチュア作品などを展示した「Mozu ARTWORK―ちいさなひみつのせかい―」が7日、高知市高須の県立美術館で始まった。Mozu(モズ)こと水越清貴さん(24)=東京都=の作品約60点を展示。〝こびと〟が暮らす部屋や利用する駅など、精緻に作られた不思議な世界観が、訪れた人を驚かせている。5月21日まで。

コンセントカバーを開くと「こびとの秘密基地」が現れる

コンセントカバーを開くと「こびとの秘密基地」が現れる

 水越さんは、高校1年の時に「プラモデルじゃなくてオリジナルなものが作りたい」と、ミニチュアで自分の部屋を再現。交流サイト(SNS)で紹介すると話題になり、テレビ番組で取り上げられるなどした。今はこま撮りアニメや、トリックアート作品なども手掛けている。

 会場には、部屋のコンセント脇にいる〝こびと〟のシリーズが並ぶ。作品中の机や本、電子レンジやパソコン、電気ポットなどはプラスチック板や木、紙で作っているそうで、中には1年がかりで作ったものも。

 〝こびと〟の駅には「そうだ、台所行こう」というポスターが張られ、和室の掛け軸には「七転び八寝」の文字が躍るなど、遊び心に溢れており、水越さんは「見た人が想像できる楽しみを残しています」「リアルで見るからこそ、サイズ感が分かる。ミニチュアのわくわくを感じてほしい」と話していた。

 小学校の始業式の後に母親と訪れた香南市の野市小2年、藤原竜将君(7)は「駅まで小さくなってて、びっくり。自分も作ってみたい」。掛け軸や盆栽が飾られた部屋を見た小学5年の女子も「この部屋に住んでいるのは、おじいさんやね」と、作品をまじまじと鑑賞していた。

 午前9時~午後5時(最終入場は午後4時半)。入場料は一般千円、小学―高校生600円、未就学児は無料。(加藤風花)

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