2023.04.03 08:38
高知のお花見、あと少し？花見客の駆け込みピーク 高知城にぎわう
スイーツ持参で花見を楽しむ女性グループ（高知市の高知城＝河本真澄撮影）
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高知地方気象台によると、この日の高知市の最高気温は５月上旬並みの２４・１度。ぽかぽか陽気の中、高知城の三の丸では、昼時には家族連れや学生グループら３５組ほどがベンチやシートの上で弁当を頬張りながら桜を満喫し、「かんぱーい」「いただきまーす！」と楽しげな声が上がっていた。
存在感を放っていたのは、仕事仲間９人で訪れた四万十町の男性（６４）。コロナ禍で４年ぶりの開催に「待ちに待った花見」と気合を入れてきたという。仲間が朝６時半から場所取りし、買い込んだ酒瓶は「１００本ある」。ほろ酔いで杯を重ねて「お城に桜、街も見渡せて最高」とご機嫌だった。
しばてんの手ぬぐいをかぶっていた大倉基宏さん（７２）＝高知市介良＝は趣味のバウンドテニス仲間男女８人とおきゃく。「飲みはしょっちゅうやけど、花見は初めて。楽しいし、散り際の桜は風情があってえい」。手拍子に合わせて、ゆらゆらと踊っていた。
敷物の上で桜を眺める姿は外国人観光客には新鮮に映るようで、クルーズ船で来て花見をまねる人もたくさんいるとか。
同気象台によると、５日までは暖かな日が続く見込み。高知城で花見が楽しめるのも、あと数日となりそうだ。（浜田悠伽）
