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2023.03.07 08:38

北と南つないだ「なかよしコロッケ」復活!10年超前、千歳市と交流時の給食メニュー 高知県南国市で児童再現

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試作を繰り返して再現した「海と大地のなかよしコロッケ」(南国市大埇甲の大篠小学校)

試作を繰り返して再現した「海と大地のなかよしコロッケ」(南国市大埇甲の大篠小学校)

 南国市の小学校給食で10年以上前に提供されていた「海と大地のなかよしコロッケ」が、2023年度に復活する。北海道千歳市との交流を機に誕生した一品で、大篠小学校(大そね甲)の6年生がレシピを再現した。児童は「自分たちで復活させたコロッケがメニューとして残るのはうれしい」と喜んでいる。

 6年生は総合学習で、明治時代に北海道の開拓に尽力した地元出身の自由民権家、武市安哉について学んだ。北海道との縁を調べる中で、千歳市のジャガイモと南国市のちりめんじゃこを合わせたコロッケが、01年から給食で提供されていたことを知った。

 両市の交流は今も続いているが、学校関係者によるとコロッケは製造企業の都合もあってメニューから消えたという。興味を持った児童がコロッケを試作し、昨年9月のイベントで販売したところ大好評。市学校給食センターの協力を得てレシピを再現し、23年度から定番メニューとして市内の全小中学校に提供されることになった。

 2月28日は先行して大篠小限定で給食に登場し、児童はパンにコロッケとレタスを挟んだハンバーガーをおいしそうにほおばっていた。復活企画の中心となった藤田莉子さん(12)と田島茉桜さん(12)は「給食センターの先生に相談して、調味料の量を変えながら試作を繰り返した。カレー粉の味がきいて、おいしく仕上がりました」と笑顔で話していた。(海路佳孝)

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