高知いのちの電話、苦しみ寄り添う　「話してくれて、ありがとう」母の自死経験、相談員の道に

2023.01.25 08:20

高知いのちの電話、苦しみ寄り添う　「話してくれて、ありがとう」母の自死経験、相談員の道に

高知新聞社

電話相手の悩みに耳を傾ける相談員の女性（高知市内）

　受話器の向こうの声にじっと耳を傾け、孤独を抱える人と向き合う。そんなボランティア活動を続けるＮＰＯ法人「高知いのちの電話」（相談電話＝０８８・８２４・６３００）の相談員の中に、母の自死を乗り越えてきた人がいる。相手と境遇が違っても「気持ちがつながる時がある。心の何かが解けるようで、母も自分も救われていく気がするんです」。そっと受話器を握り、思い悩む人に寄り添っている。

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