2022.12.22 08:33
極小の世界に入り込む のべ竿いっぽん【タナゴ釣り編】―魚信 はっぴぃ魚ッチ
ほんのり婚姻色が美しいタナゴ。みぞごの極小宇宙にすむ
憧れの魚はクエやマグロといった大物に限らない。真逆のタナゴだってそうだ。体長数センチ、釣りの対象魚としては世界最小クラス。流れの緩い水路や小川にすみ、古くから日本中で親しまれてきた。
竿(さお)は1メートル以下、糸も極細を使用する。江戸時代には粋な釣りとして多くの人が熱中し、名人は1円玉の直径に収まるサイズを釣り上げるという。子どものころに知って以来、いつか釣ってみたい魚だった。
タナゴの道具は極細、繊細