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2022.09.23 08:39

利き鮎、奈半利川が初の栄冠 高知市の全国選抜大会に30河川  姿・香り・身・わた吟味

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3年ぶりの「利き鮎会」に参加者も笑顔。各河川が育んだ味を楽しんだ(高知市上町2丁目の城西館)

3年ぶりの「利き鮎会」に参加者も笑顔。各河川が育んだ味を楽しんだ(高知市上町2丁目の城西館)


 日本各地のアユを食べ比べる「清流めぐり利き鮎(あゆ)会」が22日夜、高知市で3年ぶりに開かれた。新型コロナウイルスの影響で2年間中止されていたが、定員を3割ほどの100人に限定するなど規模を縮小して再開。12都道府県30河川のアユを集めた試食と投票の結果、本県の奈半利川が初のグランプリに輝いた。

 県友釣連盟(内山顕一理事長)が1998年から開催。今年は過去に準グランプリ以上を獲得した河川に限った「選抜大会」とし、高知のほか岐阜、東京、奈良などから約1200匹を用意した。

 内山理事長が「やっと開催できる。規模は縮小したが、名河川ばかりが集まったスペシャルな大会だ。環境の違いを舌で感じてほしい」と呼び掛けて開会。30河川を5ブロックに分け、6河川ずつのアユを試食した。

 「姿」「香り」「身の味」「わたの味」の観点で評価するため、参加者は真剣な表情で「これは特に味が濃い」「食べ慣れた香りやね」などと真剣に箸を動かし、各ブロックで最高のアユを選出。決勝では、5人の審査員があらためて5河川を食べ比べ、奈半利川をグランプリに選んだ。

 東洋町から参加した山下美紀さん(48)は「全国レベルのアユを食べ比べたのは初めてで面白かった。地元の野根川産のおいしさも再認識できました」と笑顔を見せていた。(八田大輔)

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