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2022.09.23 08:35

芸術の秋、県展前期が開幕 高知県立美術館

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第76回県展前期が開幕。洋画の展示室では、壁面いっぱいに並んだ作品に来場者が見入った(高知市の県立美術館=山下正晃撮影)

第76回県展前期が開幕。洋画の展示室では、壁面いっぱいに並んだ作品に来場者が見入った(高知市の県立美術館=山下正晃撮影)

 
 第76回県展前期が22日、高知市高須の県立美術館で開幕した。前期は洋画、日本画、グラフィックデザイン、先端美術の4部門。来場者は気になる作品にじっくり見入り、芸術の秋を堪能していた。

 今年は前後期制。前期は491人から594点が出品され、337点が入賞入選した。会場には無鑑査作家らの作品を合わせた373点が並んでいる。

 日本画部門の展示室では、紅葉を描いた「共演」という作品で入選した新居延子さん(72)=高知市=が作品を鑑賞。県展には6年前から出品しており、「このコロナ禍、家で夢中になれる趣味があって救われました。自分は見たまましか描けない。受賞作を参考にします」と、特選の「扉」などに見入っていた。

 洋画や先端美術部門では、作品から戦争の影を感じ取ったという来場者も。70代の夫婦は「われわれが今、どんな世界で生きているかを考えさせられます」と感想を話した。

 前期は10月2日まで。後期(10月13~23日)は彫刻、工芸、書道、写真の4部門。前後期とも会期中無休で、午前9時から午後5時(最終日同4時)まで。高知新聞社、RKC高知放送の主催。(村瀬佐保)

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