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2022.08.21 08:35

牧野博士の貴重標本を土日祝公開 高知県越知町の横倉山自然の森博物館

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牧野富太郎博士が横倉山で採集した植物標本の展示(越知町越知丙の横倉山自然の森博物館)

牧野富太郎博士が横倉山で採集した植物標本の展示(越知町越知丙の横倉山自然の森博物館)

 植物学者、牧野富太郎博士が高岡郡越知町の横倉山で採集した貴重な植物標本が、同町の横倉山自然の森博物館で展示されている。標本の劣化防止のため、公開は土日祝日の午後1~2時のみ。

 標本は、同館が20年ほど前に東京都立大学の牧野標本館から譲り受けた。その後常設展示していたが、光が当たることによる退色などを防ぐため、昨年4月からは収蔵庫で保管している。

 今回は、県立牧野植物園(高知市)で春に開催された牧野博士の生誕160年特別企画展が同館に巡回してきたのに合わせ、植物標本16点を久しぶりに展示した。年代の記載がないものを除くと1887~1934年に横倉山で採集された標本で、博士が命名した「ヨコグラノキ」や「ヨコグラブドウ」などが並んでいる。

 谷地森秀二学芸員は「約100年前に地元で採取された標本を今の時代に見ることができる貴重な機会なので、ぜひ訪れてほしい」と話している。

 企画展は牧野博士の横顔を紹介するパネルなどが並んでおり、標本展示とともに会期は11月27日まで。(楠瀬健太)

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