2022.03.27 08:37
慈雨連れ「春の嵐」高知県内 室戸岬で時間40ミリ
久しぶりの慈雨。桜の花びらもうれしげに揺れた(高知市はりまや町1丁目)
高知地方気象台によると、前線を伴った二つの低気圧が、発達しながら日本列島を東へ。暖かく湿った空気が低気圧に流れ込んで、県内に広く雨粒を落とした。
降り始めから26日午後6時までの総雨量は宿毛市の篠山で136ミリ、室戸岬で86ミリ、高知市で60ミリなど。室戸岬では、午後1時までの1時間に40ミリの激しい雨が降った。
2月の記録的少雨により、県内の河川は水がなくなる「瀬切れ」が頻発し、地下水も低下。安芸郡東洋町で集落が断水したほか、農作業が遅れたり製紙会社が操業を縮小したりと、影響が広がっていた。
27日は一転、高気圧に覆われて晴れるものの、週後半にはまたお湿りがありそう。恵みの雨よ、もう少し。(森本敦士)