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2022.02.08 08:36

自然体で世界へ 飛び込み 山崎佳蓮(高知商高)―高新スポーツ賞の顔(1)

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ロープ昇りのリクエストに「笑顔がつくれるかどうか…」と言いながら、ばっちり決める。さすがの山崎佳蓮(春野運動公園=森本敦士撮影)

ロープ昇りのリクエストに「笑顔がつくれるかどうか…」と言いながら、ばっちり決める。さすがの山崎佳蓮(春野運動公園=森本敦士撮影)

日本選手権 高飛び込み準優勝
 「食べる」「泣く」「寝る」。山崎佳蓮的、気持ちの切り替え三種の神器である。「泣く」を使うのは、飛び込み絡みが多い。大会で自分の演技に納得がいかなかった時は、「めっちゃ泣く」。最近、その使用頻度がめっきり減ったそうだ。「それは納得の演技ができているから?」と問われ、「フッフッフ」と不敵に笑った高3女子。「練習から、ちょっとずつ自信が出てきたんです。『試合を楽しもう』って考えられるようになってきた」。充実のオーラがふわり。

 ◇    ◇ 

 2018、19年に連年受賞して以来3度目の受賞。20年は全国高校総体や国体が開催されず、受賞を逃した。ただ、フラストレーションのたまる1年は同時に、「充実のオーラ」をまとう転換期でもあったという。

 「307C(サンマルナナシー)」と呼ばれる技がある。踏み切り台から前向きに飛び出し、後ろ向きの宙返りで3回半回る。文章で書いてもよく分からないほど複雑なこの技は、女子では五輪でもお目にかかれない最高難度の大技。「決まれば世界でも戦える」(瓶子勇治郎コーチ)必殺技でもある。…

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