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2022.02.04 08:37

土佐ジローの宿復活、「はたやま夢楽」新施設 高知県安芸市畑山 

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新たに完成した宿泊施設「ジローのおうち」と、経営者の小松圭子さん、靖一さん夫妻(写真はいずれも安芸市畑山)

新たに完成した宿泊施設「ジローのおうち」と、経営者の小松圭子さん、靖一さん夫妻(写真はいずれも安芸市畑山)


 山のお宿復活―。安芸市畑山で特産地鶏「土佐ジロー」を生産販売する「はたやま夢楽(むら)」が同地区に宿泊施設「ジローのおうち」を新設し、11日から宿泊を受け入れる。同社の小松圭子社長(38)は「また畑山の風景とジローのおいしさを楽しみにきて」と話している。

 同社は長年、同地区で市の宿泊施設「はたやま憩の家」を指定管理者として運営。ジローの炭火焼きなどが評判で、全国から宿泊客が訪れる人気施設だった。しかし老朽化した施設の修繕を巡り、市と協議が折り合わず、昨年3月に運営から撤退していた。

 その後もファンの惜しむ声は途切れず、同社は新たな宿の建設を模索。クラウドファンディングで資金を募るなどして昨年7月に着工した。今年1月に建物が完成し、営業開始に向け準備を進めている。

畑山の風景が楽しめる客室

畑山の風景が楽しめる客室

 新たな宿は県産材をふんだんに使用した木造2階建て。外壁は黒い焼き杉を使ってシックに仕上げ、屋根と扉の色はジローのトサカをイメージした赤を採用した。客室からはのどかな風景が楽しめ、近くを流れる安芸川のせせらぎも心地よい。

 小松社長は「閉業中はお客さんと触れ合えず寂しかったので、再開が楽しみ。ジローは炭火焼きで食べるのが一番おいしい。夏は川遊び、冬は星空観察と、季節ごとの畑山を楽しんでほしい」と話している。

 1日2組限定(1組4人まで。貸し切り可能)。1泊2食付きで1人1万7600円(税込み)から。宿泊客以外のランチ営業は行わない。問い合わせはジローのおうち(070・1494・7689)へ。(森部智成)

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