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2021.12.17 08:40

「土佐佐賀温泉こぶしのさと」が休業へ、来年1/4 高知県黒潮町 コロナで来客減、職員離職

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休業を決めた「土佐佐賀温泉こぶしのさと」(黒潮町拳ノ川)

休業を決めた「土佐佐賀温泉こぶしのさと」(黒潮町拳ノ川)

 幡多郡黒潮町拳ノ川の宿泊施設「土佐佐賀温泉こぶしのさと」が来年1月4日以降、休業する。幡多の玄関口の温泉宿として親しまれ、2度の経営危機を地元出資などで乗り越えた歴史も。今回は新型コロナウイルスの影響による来客減が主な要因で、運営会社は「一度立ち止まり、今度どう経営するか考え直したい」としている。

 施設は1971年、高知市の個人らが出資する「佐賀温泉」としてスタート。オイルショックで打撃を受けたが旧佐賀町の有志が出資し76年、「ニュー佐賀温泉」として再出発した。2009年にも客足減少で休業したが、「地域の灯を消してはいけない」と地元建設会社が運営会社を100%子会社化。建物を全面改修、温泉棟も新築して10年にリニューアルオープンした。

 しかし、新型コロナ禍で売り上げの2割を占めていた宴会はほぼ無くなり、宿泊客も減少。月によっては売り上げがコロナ禍前の3分の1程度に落ち込んだ。また将来不安などから社員11人のうち5人が離職。グループ会社から人を派遣して営業しているが、求人には応募がないという。

 経営陣は「先行きが見えない。これ以上やっても負担になる」とし、10月時点で予約が入っていた年末年始の宿泊・宴会客を受け入れ後、休業することを決めた。一方で「リニューアルからまだ11年で、泉質にも自信はある。廃業はもったいない」「何とか再開したい気持ちはある」と話している。

 運営会社は休業に伴い、発行済み入浴回数券の買い戻しを進めている。1月15日まで。(河本真澄)

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