2021.12.16 10:13
国交省職員自ら書き換え作業 建設受注統計、第三者委設置
国土交通省=東京・霞が関
国土交通省による建設受注統計の書き換え問題で、会計検査院から指摘を受けた後、昨年1月から今年3月まで同省職員自ら書き換え作業をしていたことが16日、分かった。指摘後も1年超にわたって不適切な処理を続けていたことになる。岸田首相は16日の参院予算委員会で、問題を検証する第三者委員会の設置を指示したと表明。結果を踏まえ再発防止に努める考えも示した。第三者委は1カ月以内に取りまとめる。
岸田首相は「正当化したり隠蔽したりするためにやったわけではない」と強調。第三者委のメンバーには、国交省内部だけではなく、検事OBや弁護士らも選ぶと述べた。統計の専門家も加わる。