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2021.11.19 08:39

おばあちゃんのシソシロップ、パリの人気カフェへ!高知の田中さん姉妹、レシピ基に商品化

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出張販売先の土佐市でシソシロップとジュースを手にする(左から)裕子さんと智子さん

出張販売先の土佐市でシソシロップとジュースを手にする(左から)裕子さんと智子さん

 高知県内の姉妹が、香南市に住んでいた祖母のレシピを参考に赤ジソをシロップとして商品化し、パリの人気カフェと取引を始めた。幼い頃に親しんだ「おばあちゃんの手作りの味」が美食の国で認められ、「本当にうれしい」と2人。事業の拡大に意気込んでいる。

 田中裕子さん(39)=高知市九反田=と智子さん(36)=香南市赤岡町。きっかけは2年前、智子さんがフランス人のレオさん(33)と結婚し、亡くなった祖母が暮らしていた赤岡町の家に移り住んだこと。ここで祖母の料理レシピを発見した。

 その中で目に留まったのがシソジュース。幼い頃に作ってもらった記憶がよみがえり、姉妹でシロップを試作したところ「これ、外国にはない味。売れるかも!」。すぐにレオさんの母国、フランスが頭に浮かんだ。

 シソシロップは、赤ジソを砂糖やレモン汁などと鍋で煮詰めて作る。すっきりした甘さが特徴で、薄めて使うとジュースやドレッシングになる。

 姉妹はその後、祖母の残した約3アールの畑でシソを育て、味も一部手を加えて製品を試作。今年1月、レオさんの帰郷に合わせてパリの人気カフェに持ち込むと、1店と取引が決まった。店側はシロップと炭酸水を混ぜて泡がピンクになる様子に興味津々で、「味が想像できない」。風味も「興味深い」などと話していたという。

 2人は事業化のための会社「タナカフェ」を設立。食品製造の各種許可の取得やパッケージの作成などを終えた今夏から、パリのカフェに継続的に商品を送っている。

 今年の生産量は300ミリリットルのボトル換算で100本分と限られているため、現在はパリの店や香南市内の一部のバーのみに販売。一方、ほかの引き合いもあるため増産を目指しており、生産性アップのための装置類の導入、作付けの拡大も計画している。

 先ごろ事業拡大の資金調達にクラウドファンディングを実施。ほぼ海外からの寄付で目標額に達した。2人は「来年以降の増産へ、取り組みのスピードを加速させていきたい」と夢を広げている。(山仲健一)

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