2021.11.03 08:39
土佐市の公園トイレに壁画 色鮮やか「写真スポットに」
トイレに描かれた壁画と制作した今川咲恵さん(土佐市の新居緑地公園)
同公園は2018年のリニューアル以降、年間10万人超が訪れ、休日には多くの親子連れらでにぎわっている。
トイレは19年10月に完成。市の「公園を単なる遊び場としてだけでなく、フォトスポットのような場にしたい」との思いから、遊具メーカーを通じて壁画作家の今川咲恵さん(46)=大阪市=に制作を依頼した。
トイレの側面は高さ約3メートル、横約12メートルで、今川さんは10月26日に制作を開始。「土佐市らしさを考えた」と、真っ白な壁に青を基調にしたクジラや太陽、公園に生えているヤシの木などを描いた。
1日10時間以上を費やし、29日に完成。トイレの側面に当初から開いていた穴も壁画の一部となっており、顔出しでの写真撮影にも活用できそうだ。
公園を管理するNPO「新居を元気にする会」の横山昌市理事長(79)は「とてもいいものができた。子どもたちも喜んでくれると思う」と笑顔。今川さんは「写真を撮ったり触れたりしながら絵を楽しんでもらいたい」と呼び掛けている。
開園は午前9時~午後5時で、水曜休園。(山崎友裕)