2021.10.06 08:00
小社会 酔芙蓉
花の色が変わるのは、紫外線を浴びることで花弁に色素のアントシアニンが合成されるため。解説を聞くと納得はするが、朝出がけに庭で目にした白い花が、夕に帰宅すれば主人より先に泥酔してうなだれているのを見ると、やはり不思議に思う。
思えば夜の街で、とんとご無沙汰だった酔っぱらいの赤ら顔である。しかしコロナ感染「第5波」の収束に伴い、10月からおよそ半年ぶりに全国で宣言などのくびきが解かれ、閑古鳥が鳴く繁華街に一杯機嫌の酔客が戻りつつある。観光地の人出も軒並み増加傾向にあるようだ。
しかしながら、相手は変幻自在のウイルスである。猛威を振るったデルタ株に続く新たな変異株の出現が懸念されるし、「第6波」の襲来を確実視する専門家も多い。
感染状況が落ち着いた今、岸田新内閣にはまずもって万全の対策をお願いしたい。衆院選にかまけてそこをおろそかにすれば、短命に終わった前政権の轍(てつ)を踏むことになろう。
時々刻々と色を変える酔芙蓉。花言葉は「心変わり」とも「幸せの再来」ともいうそうだ。ぜひとも後者であってほしいが、それには羽目を外さないよう、個々の自戒が求められる。おのおの方、油断召さるな。
10月6日のこよみ。
旧暦の9月1日に当たります。ひのと ゐ 七赤 先負。
日の出は6時03分、日の入りは17時44分。
月の出は5時27分、月の入りは17時51分、月齢は29.1です。
潮は大潮で、満潮は高知港標準で5時34分、潮位201センチと、17時59分、潮位203センチです。
干潮は11時47分、潮位32センチです。
10月7日のこよみ。
旧暦の9月2日に当たります。つちのえ ね 六白 仏滅。
日の出は6時04分、日の入りは17時43分。
月の出は6時35分、月の入りは18時23分、月齢は0.7です。
潮は大潮で、干潮は高知港標準で0時04分、潮位39センチと、12時23分、潮位39センチです。
満潮は6時17分、潮位207センチと、18時27分、潮位206センチです。